■TEDスピーチに見る、ビジョン・理念をつよく訴えるフレーズ
あなたも社員や顧客に、理念・ミッションを語ることがあるでしょう。
(「いや、ないけど…」と思ったとしたら、それ自体が黄色信号です)
そんなときに使えるノウハウを、TEDのプレゼンテーションからご紹介します。
TEDのスピーカーとなったのは、起業家のミック・エベリング(Mick Ebeling)。
彼はグラフィティ・アーティストのテンプト氏のサポートをしたときの話をします。
その内容もそうですが、その締めのことばが素晴らしい。
テンプト氏はあるとき、ALS(神経変性疾患)によって全身麻痺となり、目の動き以外には身体が動かせなくなります。
テンプト氏の家族が望んだのは、彼とふたたびコミュニケーションと取れるようになること。
そんな話を聞いて、ミック・エベリングは立ち上がります。
詳細は、以下の映像に譲るとして、
ミックは見事にテンプト氏の生活スタイルを一変させます。
目の動きを読み取って、他者とコミュニケーションをとったり、作品を生み出せるための装置「描画装置アイライター」を作り上げたのです。
ぜひ、詳細は映像を見てください。感動します。
そして、このスピーチの最後で、ミックはこう言うのです。
「 If not me, then who? 」
和訳すれば「私がやらなければ、誰がやるというのだ?」
これほど力強く、自分の思いを示す言葉があるでしょうか?
私からの提案は2つ。
ひとつは、ぜひこのフレーズ自体を使ってみてください。
もうひとつは、「If not me, then who?」と言わずにはいられないほどの、使命を打ち立ててみてはいかがでしょうか?