■交流会でプレゼン力アップする方法
異業種交流会。名前の通り、異業種の方々が集まって交流する会です。
大小さまざまな交流会が日々いろいろなところで開催されています。
参加する方は、どういう目的で参加するのでしょう?
新たなビジネスチャンスを求めて?
人との交流を楽しむため?
それとも…。
私はプレゼンテーションの指導する立場ですから、目的のひとつとして勧めるのは
プレゼンの練習の場にするということです。
たとえば大勢の前で自己紹介することもあるでしょう。
普段の仕事だと、ほとんどの方にとっては大人数の前で話す機会は少ないですから。
よい場数になることと思います。
そして、たくさんの人の自己紹介が続く中で、自分の自己紹介が埋もれないように内容を考える。
その場で自己紹介にアレンジを加えて最適化するというのは、なかなかハードルが高いことです。
このあたりのノウハウについては以前に紹介しました。こちらをご確認ください。
逆に、1対1のコミュニケーションを連続してたくさんこなす場面にもなるでしょう。
そんなときは、1人目に話した内容(自己紹介であったり、それ以外であったり)を自己評価しましょう。
どこが興味を持たれた部分か。
どこが、興味を持たれなかった部分か。
交流会が良いのは、そこの参加者はあなたとは縁もゆかりもないということです。
あなたの話がつまらなければ、相手は遠慮なく適当にお茶を濁して去っていきます。
だからこそ、自分の話が興味を引けたのか、そうでなかったのかが見えやすい。
そして、興味を持たれた部分はもっと厚みを増す。
興味を引けなかった部分は、改善するか、カットする。
そして、次の人とのコミュニケーションにぶつける。
このようにすると、コミュニケーションをとる人の人数だけ、PDCAのサイクルを回せます。
ところがこうした振り返りもチャレンジもなく、ただ会った人としゃべるだけでは
スキルが磨かれることはありません。
自分のトークを磨こうという意識をもって臨む人と、そうでない人では得られるものが大きく違うことがご理解いただけるでしょう。
もちろん、ビジネスチャンスを探すのもよし。交流を楽しむのもよし。
そのなかにプラスの要素として”言葉を高める”ことを持ってほしいものです。