実践的でない研修では、受講者も身が入らない。
架空の設定で物事を考えるよりも、実務の課題をその場で解決したい。
そんなご要望もあり、当社の提案書作成ライティング研修では、実際にお客様に提出する提案書を作ってきてもらいます。そして、それに対して改善のアドバイスをおこなっていきます。
学びと実務をつなげるのが、現物へのフィードバック
リアルの提案書を用いるのは、受講者のモチベーションを高めてもらうためだけではありません。その方が学んだことと実務をつなげやすいから。
たとえば、受け手視点の重要性について述べるとき。
「製品のスペックをアピールするのではなく、得られる受け手のベネフィットを描きましょう」
正直、口で言うのは簡単だし、この言葉を理解するのもカンタン。
でも、それを実行する段階で、どうすればそれが実現できるのかわからなくなる。
「どうすれば、受け手視点の文章って書けるのだろう?」となる。
そこで実際の提案書があれば、赤ペン添削することで理解ができます。たとえば、
当システムの導入でヒューマンエラーを激減させられます
→(赤ペンコメント)ヒューマンエラーが減るということは、現場や経営層にとってどういう意味があるのでしょうか?
ex1.現場にとっては、ヒューマンエラーのリスクを恐れながら普段の仕事をしなくてよいわけですよね。それをありありと描くとか。
ex2.経営層にとっては、ヒューマンエラーによる仕事の後戻り・停滞が減ることでコストダウンに寄与するわけですよね。あとは、職場のトラブルが減る=社員の仕事のストレスが減るのかな?
このように、提案書そのものへのフィードバックを受ける方が、受け手視点の意味は理解しやすかったりします。
実質的には、プチ個別コンサルティング×受講者人数
これを受講者の提案書にそれぞれやっていくので、なかなか大変です。
まず、お昼休みはほとんど取れなくなります。サンドイッチ片手に赤ペン添削です(笑)